慶大は、春季リーグ最終週をホーム・日吉記念館で迎えた。序盤から攻撃の手を緩めることなく第1セットを奪取。第2セット以降も冷静にスパイクを決めていき、第2・3セットともに大差をつけ勝利。ストレート勝利を飾り来季も1部リーグで戦うことを確実にした。
※掲載が遅くなり、申し訳ありません。
2023年5月20日(土)
春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦
第10戦 慶大×駒大
得点 慶大 セット 駒澤大 25 1 21 25 2 19 25 3 19
出場選手(サーブ順) ポジション 背番号 名前(学部学年・出身校) MB 8 芳賀祐介(環3・札幌北) MH 1 島田航希(経4・慶應) OH 6 山口快人(経1・慶應) OP 2 松本喜輝(環4・九州産業) S 10 大槻晟己(総4・清風) OP 3 渡邊大昭(商3・慶應) L 7 山元康生(法2・慶應) 途中出場
島田がセンターアタックを決める
第1セット、島田航希(経4・慶應)のセンターアタック・ライトアタックで先制に成功し幸先良いスタートを切る。その後は渡邊大昭(商3・慶應)・芳賀祐介(環3・札幌北)らが冷静な観察眼で相手コートの隙をつき6―4とリードする展開で試合を進める。途中並ぶ場面もあったが慶大陣は落ち着いていた。強みであるスパイクで1点ずつ着実に奪っていき、終盤には17―14とついに3点差をつける。最後まで手を緩めなかった慶大はそのまま逃げ切り、25―21で大事なこのセットを取った。
序盤に得点を重ねた松本
第2セット、松本喜輝(環4・九州産業)のアタックで順調に得点を重ねる、さらに渡邊の相手ブロックを上回るスパイクも決まり7-3とする。相手はたまらずタイムアウトをとるも慶大に優位な試合展開は変わらず。14―10で再度相手にタイムアウトを消化させる。セット後半、ブロックアウトを皮切りに相手に点を連取され16―14まで迫られるも芳賀祐介(環3・札幌北)の声掛けもありチームはその後冷静にスパイクを決めていく。結果25―19と大差をつけて第2セットをとった。
第3セット、2セット連取で流れに乗りたい第3セット。先制点は奪われたものの、慶大の力のこもったスパイクが次々と決まり、7点連取で駒澤大に大きくプレッシャーをかける。その後も息の合ったプレーで着実に点数を重ね、最後は渡邊選手のキレのあるサービスエースでこの試合に終止符を打ち、終始危なげない展開で見事白星をあげた。
(取材:長掛真依、伊藤優太、宇田川志乃、五関優太)
以下、コメント
星谷健太朗監督
――今日の試合を振り返って
入替戦にいくかどうかという本当に大事な一戦の中、まずは慶應大学のホームで、しかも有観客でやれたことに感謝したいなと思いますし、切羽詰まった状況でありながらしっかりと自分たちの強い意思を持って最後まで戦い抜いた学生たち、ほんとに素晴らしいなと思います。結果云々ではなく、そこのプロセスの部分でしっかりとやり切った、それが何よりも良かったなと思います。