土取利行の映像作品『浜辺のサヌカイト』上映会&スペシャルトークが7月17日(月・祝)開催

土取利行『浜辺のサヌカイト』上映&スペシャルトークが7月17日(月・祝)に代官山 晴れたら空に豆まいて で行なわれる。 ピーター・ブルック国際劇団音楽監督、フリージャズパーカッショニスト、古代音楽(サヌカイト、縄文鼓、銅鐸等)演奏など多岐にわたる活動で知られる世界的音楽家・土取利行が、瀬戸内海を舞台に古代石サヌカイトを演奏。地球の生命を育んできた浜辺、産土の地でサヌカイト原石の自然律を紡ぎ出す土取の音宇宙を映像化。2023年3月26日にBlu-rayDVDを全国発売。海の日7月17日(月・祝)、代官山晴れたら空に豆まいてにて、初の上映イベントを開催する。 公演詳細・ご予約こちら。http://haremame.com/schedule/75134/

【土取利行プロフィール】

1950年、香川県生まれ。70年代よりパーカッショニストとして近藤等則などと先鋭的即興音楽を展開。音楽評論家・間章との邂逅で即興音楽集団EEUを結成。1975年、日本を離れ、ニューヨーク、パリを拠点に、ミルフォード・グレイブス、スティーブ・レイシー、デレク・ベイリーといったフリージャズの演奏家たちと共演を重ねる。

1976年より、ピーター・ブルック国際劇団の音楽監督、演奏家として『Ubu』『鳥の会議』『マハーバーラタ』『テンペスト』『ハムレットの悲劇』『ティエルノ・ボーカル』『11&12』『驚愕の谷』『バトルフィールド』などの上演に携わる。

それに並行して世界各地を廻り、様々な民族音楽や舞踊を習得。その後、日本音楽の源流を求める旅へと向かい、10年におよぶ調査を経て、旧石器時代、縄文時代、弥生時代に光をあてた前人未到の古代音楽再現プロジェクトを実現し話題を呼ぶ。CD古代三部作「銅鐸」「サヌカイト」「縄文鼓」、LD「縄文の音霊」(NHK)を発表。これにより日本の音楽史に新たなページを加えセンセーションを巻き起こす。

1987年、音楽家の桃山晴衣と岐阜県郡上八幡に活動拠点「立光学舎」を設立。地元の文化活動にも力を入れ、地元に残された貴重な民俗芸能音源を「郡上のうた」としてCD復刻する。

1988年、「マハーバーラタ」日本公演(銀座セゾン劇場)と同時に、日本・インド祭でセゾン美術館主催のタゴール展の企画・監修・出演。95年メキシコ古代楽器演奏グループ、トリブと共演。翌年、北米インディアン、イロクォイ族の音楽調査。96年より伎楽の呉鼓を象徴とする日本の新しいサウンド作りに取り組みスパイラル・アームを結成。2001年、南仏ピレネー山麓の旧石器壁画洞窟、レ・トロア・フレールで演奏し、ヨーロッパ先史時代の音楽研究にも着手。2001年、香川県県民ホールで「縄文鼓とアイヌソングの饗宴」。2003年NHKでフランス壁画洞窟を訪ね演奏した番組「暗闇に残されたメッセージ・人類最古・壁画洞窟の謎」が放映。

2008年、桃山晴衣の逝去で、彼女が最後の弟子として添田知道氏から直伝されてきた近代流行歌の祖、添田唖蝉坊・知道演歌の研究・継承者としても活躍し、邦楽番外地として6枚のCDよりなる「添田唖蝉坊・知道を演歌する」を発表。

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