【北京共同】中国寧夏回族自治区銀川市の焼き肉店で31人が死亡、7人が負傷した爆発で、国営通信新華社は22日、公安当局が焼き肉店の店長ら9人について事故の責任があるとみて捜査していると伝えた。爆発は故障したガスボンベの修理を試みた際に引火して起きたことが判明。公安当局は店側の対応に問題があったとみて調べている。
習近平国家主席は多数の死傷者が出たことを重く見て、原因究明を急ぎ、厳しく責任を追及するよう指示した。中国は22日から端午節の連休に入り、歓楽街などで大勢の人出が予想されていることから、政府の関係部門や各地区に安全対策に万全を期すよう求めた。
中高生や高齢者が爆発に巻き込まれたとみられ、当局が死者の身元の確認を進めている。
公安や消防当局の調べによると、爆発の約1時間前に店員がガス漏れに気付き、ガスボンベのバルブが壊れているのを発見。別の店員が部品を買ってきて、交換しようとした際に爆発が起きたという。2階にあるガス管にも引火して爆発が起き、建物が大破した。