架空リストで「4800人宿泊」装う 「Go To トラベル」給付金7千万円詐取疑い、男3人逮捕

京都府警本部

 新型コロナウイルス対策の観光支援事業「Go To トラベル」を巡り、給付金約7千万円をだまし取ったとして、京都府警捜査2課と警視庁の合同捜査本部は22日までに、詐欺の疑いで、東京都中野区の男(36)ら男3人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは東京都港区の会社役員の男(45)と埼玉県吉川市の男(41)。

 逮捕容疑は共謀して2020年10月~21年1月、京都府内のホテル9カ所に約4800人が宿泊したように装って観光庁に給付金を請求し、約7千万円をだまし取った疑い。捜査本部は3人の認否を明らかにしていない。

 府警によると、名簿業者から購入した個人情報を使い、中野区の男が代表を務める事業者が架空の宿泊リストを作って申請していた。同様の手口の不正受給は計1億1千万円に上るとみられるという。

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