奄美大島の孤立、停電続く 23日も雨、警戒呼びかけ

 停滞した梅雨前線の影響で記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水などの被害が相次いだ鹿児島県の奄美大島の宇検村では22日夕方になっても228世帯365人の孤立が続いた。同村や瀬戸内町では計約300戸が停電。奄美地方は23日も雨が降る見込みで、気象庁は引き続き土砂災害に警戒を呼びかけている。

 県によると、人的被害は確認されていない。瀬戸内町によると、町内では約3200世帯で断水や水の濁りが発生したが一部を除き解消した。

 気象庁によると、瀬戸内町古仁屋では16日午前9時の降り始めから22日午後4時までの降水量が565.5ミリに達し、既に6月の平年1カ月分を上回っている。

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