慈恵病院、内密出産10例超 「熊本の形できつつある」

 熊本市の慈恵病院は22日、東日本と西日本の成人女性2人が、病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産」をしたと公表した。10、11例目。いずれも5月に出産し、母子共に健康。2021年12月の初事例以降、10例を超え、蓮田健院長は「熊本での形ができつつある。母子の安全と健康、命を守るのが大きな柱だ」と述べた。

 病院によると、女性2人は電話やメールで相談し、出産後に身元を行政に明かした。病院は、出産時に身元を明かしていない場合を内密出産として扱っている。

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