【パリ共同】貧困や地球温暖化対策に充てる国際的な開発資金を拡大する方策を話し合う首脳級会合が22日、パリで開幕した。温暖化など世界的な課題を巡り、新興・途上国と先進国の「南北」摩擦が強まる中、新たな連帯の枠組みを描こうとフランスのマクロン大統領が開催を呼びかけた。
会合にはアフリカを中心に約40カ国の首脳のほか、50を超す国の閣僚・高官、多数の国際機関代表、企業や非政府組織(NGO)など民間関係者が参加した。
マクロン氏は「(世界の)分断の危険は大きい。どこかからの押しつけではなく、気候変動の影響に直面する人々、貧困と闘う人々が支持するコンセンサスを築きたい」と訴えた。