フライブルクは22日、レッドブル・ザルツブルクからオーストリア代表FWジュニア・アダム(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約に関する詳細は明かされていない。
なお、ドイツ『スカイ』などによると、移籍金は800~1000万ユーロ(約12億5000万~15億6000万円)程度になったという。
隣国オーストリアからステップアップの移籍を果たした22歳FWは、クラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語った。
「フライブルクはオーストリアでとても良い評判があって、責任者やクラブをよく知る人々との話し合いでそれが確認されたよ。もっとうまくなり、ブンデスリーガで自分を主張したいと思っている。フライブルクはそれにふさわしい場所だ」
ナイジェリア生まれもオーストリアで育ったアダムは、2015年にザルツブルクのユースチームに加入。リザーブチームのリーフェリング、スイスのザンクト・ガレンでの武者修行を経て、2021-22シーズンからザルツブルクの主力に定着。今シーズンは公式戦40試合に出場し、14ゴール6アシストを記録。リーグ優勝に大きく貢献した。
また、代表ではアンダー年代から一貫してオーストリア代表でプレーし、2021年11月にデビューしたA代表ではここまで5試合に出場している。
183cmの右利きのストライカーは、2トップの一角やウイングを主戦場としており、アスリート能力を生かした推進力とプレッシング能力に優れるモビリティ型だ。