震災の経験を伝える 当時の宮城県警本部長・竹内直人さんが講演

震災当時、宮城県警の本部長を務めていた竹内直人さんの講演会が利府町で開かれました。

講演会は、町の職員や町民に震災当時の経験を伝えようと企画され、約300人が参加しました。

元県警本部長竹内直人さん「女川壊滅のような無線の交信のやりとりがありました。伝聞情報を再伝達していくうちに伝言ゲームになってしまう」

講演会では、宮城県警の本部長を務め陣頭指揮を執った竹内直人さんが当時の状況を振り返り、得られた教訓や次の災害に向けての備えを訴えました。

元県警本部長竹内直人さん「撤収せよと言わなければいけないということが思いつかなかった。痛恨中の痛恨。使命感が高い職員ほど現場にとどまる傾向があって、それを管理者側が何とか避けなければならない」

利府町職員「災害に対する明確な対策が大切だと思いました」

竹内さんは、警察謝恩伝導士として語り部活動を続けています。

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