リベッツ 創設者の羽場社長退任へ 新シーズンは白神監督が兼務

会見する羽場社長(左)と白神監督=岡山市

 卓球Tリーグ男子の岡山リベッツは22日、クラブを創設した羽場誠社長(46)が7月1日付で退任し、白神宏佑監督(40)が社長を兼務すると発表した。岡山市で会見した羽場氏は「プロスポーツである以上勝たなければならない。5年で優勝するというTリーグ参戦当初の目標を果たせず、責任を取るために退任を決めた」と理由を述べた。

 羽場氏は卓球を通じて岡山を盛り上げようと、2018年4月に株式会社岡山リベッツを設立し、社長に就任。チームはリーグ初年度(18~19年シーズン)の準優勝が最高成績で5年目の昨季は3位だった。7月に開幕する新シーズンに向け、羽場氏は「新社長を中心にリベッツが飛躍する年になってほしい」と期待し、今後もクラブ経営には何らかの形で関わる意向を示した。

 会見には18年から監督を務める白神氏も同席し、「世界一のプロスポーツチームを岡山に誕生させるという目標を達成するため、土台づくりに覚悟を持って取り組む」と抱負を語った。

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