イタリア海軍、横須賀寄港中のハイテク艦「フランチェスコ・モロジーニ」艦内を公開

飛行機のコックピットのような操舵室。各種モニターが並びデジタル化されている=22日

 イタリア海軍は22日、海上自衛隊横須賀基地(横須賀市)に初寄港中の最新鋭多用途哨戒艦「フランチェスコ・モロジーニ」艦内を報道陣に公開した。二段重ねのような艦首「ダブル・バウ」や飛行機のコックピットさながらの操舵(そうだ)室などさまざまな先端技術を駆使しており、同海軍は「高い技術力を知ってほしい」と話していた。

 操舵室裏の戦闘指揮所(CIC)には、さまざまな情報を共有できるように大型モニターとコンピューターが並ぶ。最高時速は32ノット(59キロ)以上。艦長のジョバンニ・モンノ中佐は「紛争や災害などの現場へ素早く到着できるように、(軍艦としては珍しい)高速性に優れた『ダブル・バウ』を採用した」と説明した。

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