愛媛県今治市大三島の大山祇神社では、豊作を祈願する「御田植祭」が営まれ、今年の出来栄えを占う“一人角力”も4年ぶりに奉納されました。
御田植祭は、大山祇神社に600年以上前から伝わる行事です。
今年は4年ぶりに通常開催となり、まず、県の無形民俗文化財に指定されている一人角力が奉納され、一力山という力士に扮した市の職員・菅貞之さんが、稲の精霊と三番勝負を繰り広げました。
取り組みの結果、2勝1敗で精霊が勝ち越し、豊作が約束されました。
“一力山”菅貞之さん
「4年ぶりで稲の精霊も気合入っていたので、今年は大豊作だと思います」
この後、厳かな雰囲気の中、16人の早乙女たちが斎田に苗を植えました。
植えられた苗は、秋の抜穂祭で刈り取られ、神前に供えられます。