羽佐間重彰さん死去 元フジサンケイ代表

羽佐間重彰さん

 産経新聞社社長やフジサンケイグループ代表を歴任した羽佐間重彰(はざま・しげあき)さんが19日午前2時51分、老衰のため死去した。95歳。葬儀・告別式は近親者で執り行った。喪主は長男大介(だいすけ)氏。

 大映などを経て、1958年ニッポン放送入社。編成部長として67年、現在まで続く人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」をスタートさせた。その後、フジテレビジョンやニッポン放送の社長、ポニーキャニオン会長も務めた。

 フジサンケイグループで大きな権力を持っていた鹿内宏明氏が産経新聞社の会長を解任された92年当時、社長を務めていた。鹿内氏は同グループの議長も辞任し、グループは羽佐間氏や当時フジテレビ社長だった日枝久氏(現フジサンケイグループ代表)らによる「集団指導体制」に移行した。

© 一般社団法人共同通信社