冷蔵庫に入れなくてもいい『飲み物』5選!常温保存できる理由と賞味期限の違い

全ての飲み物を冷蔵庫に入れると収納スペースがなくなる…!

皆さんは購入した飲み物を普段はどのように保管していますか。飲み物によって、冷蔵保存と常温保存に分けているご家庭や、とりあえず全て冷蔵庫に保管しているというご家庭もあるでしょう。

実際、市販の飲み物には常温保存と冷蔵保存の2種類の保存方法があります。夏場は特に食中毒などが気になる季節ではありますが、全ての飲み物を冷蔵庫に入れてしまうと収納スペースがなくなるため、常温でも保存可能な飲み物は、極力涼しい場所で常温保存することをおすすめします。

冷蔵保存と常温保存の飲み物の賞味期限の違い

では、飲み物を冷蔵保存した場合と常温保存した場合では、賞味期限に変化はあるのでしょうか。基本的に常温保存できる飲み物が未開封の場合、2つの保存方法の違いで賞味期限が大きく変わることはありません。

飲み物の賞味期限が大きく変わる条件は、「開封しているかしていないか」です。未開封の飲み物であれば賞味期限内まで保存可能ですが、一度開封してしまった飲み物は、開封後3〜4日以内に飲み切ることが推奨されています。

ペットボトルなど直接口をつけてしまった場合は、その日のうちに飲み切らなければ、細菌が繁殖する恐れがあるので気をつけましょう。

冷蔵庫に入れなくてもいい『飲み物』5選

市販の飲み物には、冷蔵庫に入れなくても安全に保存できる飲み物が多くあります。ここでは、冷蔵庫に入れなくてもいい飲み物とその理由を紹介するので、この夏は適切な保存方法で冷蔵庫内を圧迫し過ぎないよう工夫しましょう。

1.未開栓の飲み物

冷蔵庫に入れなくてもいい飲み物の大前提として、未開封であることが挙げられます。これは、全ての飲み物に当てはまる条件なので、ここから先に紹介する飲み物であっても、未開封を前提としていることをご理解ください。

多くの市販されている飲み物は、未開封であれば細菌が侵入しないようパッケージに工夫されていたり、中の飲料水に殺菌処理が施されている商品が多くあります。

そのため、市販されている多くの飲み物は、未開栓の場合、冷蔵庫に入れずに常温保存しても問題ないのです。ただし、必ず常温保存可能であるかどうかを『保存方法』欄で確認してください。

2.ストロー・キャップ付き紙容器の飲み物

紙容器の飲み物も多く販売されていますが、紙容器に入っている飲み物には、必ず冷蔵保存しなければいけない飲料と常温でも保存可能な飲料の2種類があります。

ストローやキャップが付いている紙容器の飲み物は、無菌充填仕様となっているため、中に細菌が入り込まないよう製造されています。したがって、未開封であれば賞味期限内は常温保存でも安心して保管可能です。

3.ペットボトル飲料

一般的にペットボトル飲料も長く保存できる飲料として人気が高いです。ペットボトルに入っている飲料商品の多くは、無菌充填方法で製造されていることが大きく関係しています。

ペットボトル内はもちろん、ペットボトルの中に入っている飲料水、そしてペットボトル自体も無菌状態で製造されているため、常温保存で保管しても細菌が繁殖するリスクが無いのです。

4.缶入り飲料

缶に入っている飲料商品も未開封であれば常温保存が可能です。中には「一夏、常温で放置してしまった」という声も多く聞こえますが、賞味期限内であれば問題ないでしょう。

ただし、お酒の場合はあまりに高い室温(25℃以上)で常温保存してしまうと、品質が劣化しやすくなります。できる限りお酒は冷蔵室などで保存し、入り切らない場合のみ、冷暗所などで保管することをおすすめします。

5.瓶入り飲料

瓶に入っている飲料は、最も空気が中に入り込みにくい仕様となっているため、正しい環境であれば最も長く常温保存が可能です。

ただし、瓶も直射日光に弱いため、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管するようにしてください。

常温保存ではなく冷蔵保存が推奨される飲み物とは?

ここまで常温でも保存可能な飲み物を紹介してきました。では反対に、常温保存ではなく冷蔵保存が推奨される飲み物には、どのような飲料が当てはまるのでしょうか。

  • 開栓済みの飲み物
  • 炭酸飲料
  • 牛乳や飲むヨーグルト(乳製品)

まず、開栓済みの飲み物は、絶対に常温で放置してはいけません。特に夏場は室内の温度も上がっているため、常温で放置すればあっという間に品質が劣化し、食中毒の危険性が高まります。

また、炭酸飲料は未開栓であれば品質上、問題はありません。しかし、暑い場所に放置してしまうと、炭酸の圧によって開栓時に中身が溢れ出してしまう恐れがあります。

牛乳や飲みヨーグルトなどの乳製品に関しては、品質が劣化しやすいため、未開封の状態でも常温で放置することは避けてください。必ず家に持ち帰ったらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。

常温保存可能な飲料は直射日光や高温を避けて保存を

いかがでしたか。基本的に未開栓の飲み物は常温保存でも問題ありません。ただし、直射日光や高温の環境下では品質が劣化する恐れがあるので、パントリーや床下収納など、なるべく涼しい場所を選んで保存しましょう。

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