山形ならではの表彰状 来年2月本県開催・冬季国スポ

金山杉の寄せ木細工と深山和紙で作った表彰状

 来年2月に本県で開催される第78回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会「やまがた雪未来国スポ」の県実行委員会総会が22日、県庁で開かれた。金山杉の寄せ木細工で作る表彰状や深山和紙(白鷹町)の賞状、上の畑焼(尾花沢市)の飾り皿といった県内各地の伝統工芸を生かした贈呈品がお披露目された。

 国民体育大会(国体)から「国民スポーツ大会」に名称変更して実施する最初のスキー競技会で、会期は2月21~24日の4日間。最上町の赤倉温泉スキー場で大回転を、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場で距離と複合距離を、山形市のアリオンテック蔵王シャンツェでジャンプと複合ジャンプを行う。

 競技会場の各市町と関係機関などから約80人が総会に出席。2022年度決算と23年度の予算、事業計画を可決した。100日前から大会の周知を図るカウントダウンボートを設置することや、競技のパブリックビューイング実施などを盛り込んだ。

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