障害者支援事業所の商品いかが 岡山で24日「マルシェ」

SELPココカラ・マルシェで販売される商品の一部

 岡山県内の障害者就労支援事業所の商品を一堂に集めた「SELPココカラ・マルシェ」が24日、岡山市北区北長瀬表町のブランチ岡山北長瀬で開かれる。障害者への理解を深めるとともに、新型コロナウイルスの影響で減った売り上げの回復につなげるため、県社会就労センター協議会と県が初企画した。

 計30の就労継続支援A型、B型事業所がパンやクッキー、バッグ、ポーチをはじめ、県の農産加工品ブランド「ハレの福産良品」に認定されたブルーベリーやリンゴジャムなど事業所ごとに力を入れている商品を並べる。唐揚げやアイスクリームの屋台も出る。

 同協議会によると、コロナ禍によるイベントの中止で各事業所の出店機会が激減し、販売収入が落ち込んだという。NPO法人就労継続支援A型事業所協議会(同市)などが加盟事業所を対象に昨年行ったアンケートでも受注量減少や事業縮小に見舞われたとする切実な声が寄せられた。

 同センター協議会は「利用者の仕事が増えれば工賃が上がり、やりがいになる。お気に入りを見つけに来て」と話す。

 午前11時~午後3時。問い合わせは同協議会(086―222―0300)。

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