重要施策に関する本年度「県民満足度調査」の結果

岡山県がまとめた重要施策に関する本年度「県民満足度調査」の結果によると、全20項目のうち9項目で評価がダウンした。県民局別では、美作地域は大半の項目で備前、備中地域より低評価だった。
5〜1点の5段階評価の平均で、満足度が最も高かったのは「品質の高い農林水産物の生産」の3・78点(前年度比0・22ポイント増)、次いで「保健・医療・福祉サービス」3・33点(0・42ポイント減)、「快適な生活環境」3・24点(同0・55ポイント増)。最低は「若者の県内就職など働きやすい職場環境」の2・65点(同0・99ポイント減)、「若い世代の出会い、結婚など希望がかなう環境」は2・72点(0・81ポイント減)だった。
3県民局別に見ると、美作地域は20項目中17項目で最低。「若者が就職、定着できる環境」2・26点(備前地域2・66点、備中地域2・71点)、「地場企業の育成」2・48点(備前2・75点、備中2・81点)、「国内外の観光客が大勢訪れる」2・62点(備前2・91点、備中2・99点)などで差が目立つ。
また4段階の選択で「現在の生活に満足しているか」については、「満足」が23・1%(前年度比4・6%増)、「やや満足」47・4%(同1・9%減)を合わせて70・5%。「やや不満」17・4%(同0・8%減)、「不満」6・8%(1・9%減)で、「無回答」5・4%(増減なし)だった。
同調査は、県政中期行動計画で重点戦略に掲げる項目について5月29日〜6月15日、18歳以上の男女2500人に調査票を郵送し、1424人(回答率57%)が回答。
県政政策推進課では「美作地域については過疎・高齢化が進む山間部が多い要因などが考えられるが、今後も地域特性を踏まえた効果的な施策を進めていく」としている。

© 津山朝日新聞社