「ダボにだけはしたくなかった…」畑岡奈紗は痛恨ホールにめげず巻き返しへ

オーバーパーを打ったが出遅れは回避。畑岡奈紗は33位でスタートした(撮影/中野義昌)

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(22日)◇バルタスロールGC(ニュージャージー州)◇6621yd(パー71)

17、18番と続くパー5でいずれもバーディを奪って後半に入った畑岡奈紗だったが、4番(パー3)からの3ホールでスコアを3つ落とす苦しい展開を強いられた。

前の組のプレーをたっぷりと待たされて打った4番、池越えのショートホールは、外せば難しい奥を警戒してティショットを下の段に乗せるまでイメージ通り。段を上るバーディパットを寄せた後、1m強のパーパットを「ちょっと引っ掛けてしまった」と決めきれずにボギーを喫した。

ショットの精度は悪くない(撮影/中野義昌)

「ちょっとアンラッキーだった」と振り返る6番は右へ滑るように出た1Wショットが、バンカーを越えてすぐのブッシュに乗るようにして止まった。セカンドはクラブが下をくぐってコンタクトできず、手前に戻されてバンカーへ。「ダブルボギーにだけはしたくなかった」と悔しがったが、8番で取り返したバーディが2日目につながる。

「しっかり休んで、あした伸ばせるように。3日目から離されないように、いい位置で決勝に行きたい」。首位と6打差の1オーバー33位は、午前8時28分(日本時間23日午後9時28分)と2日目早朝のスタートから十分に巻き返せるポジションだ。(ニュージャージー州スプリングフィールド/亀山泰宏)

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