村山産業高に自転車ヘルメット推進校指定書交付 県内初

指定書を受け取る森谷岳琉生徒会長(右)=村山市・村山産業高

 自転車利用時のヘルメット着用が4月から努力義務化されたことに伴い、自転車ヘルメット着用推進モデル校の指定書交付式が22日、県内で初めて、村山市の村山産業高(伊藤久敏校長)で行われた。

 県、県教育局、県警察の連携事業。同校は自宅から自転車で通学する生徒が約130人、JR村山駅からの自転車通学生が約150人おり、全校生の9割弱が自転車を利用している。

 交付式で、村山警察署の斎藤渉署長から森谷岳琉生徒会長(17)に指定書が手渡された。伊藤校長が「自転車は被害者にも加害者にもなり得るという意識をさらに高め、着用について積極的に啓発していきたい」とあいさつした。

 同校は生徒会を中心に、生徒の着用意識を高める活動のほか、駅頭での街頭活動などを行う。森谷生徒会長は「自分も小学生の時に自転車でけがをしたことがある。着用を呼びかけたい」と話した。

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