骨格どうなってるの? 県立博物館特別展

クジラをはじめ、さまざまな生き物の骨格を知ることができる特別展=山形市・県立博物館

 さまざまな動物の骨格標本を紹介する特別展「Bones(ボーンズ)」が山形市の県立博物館で開かれている。生活環境に適応した歯の付き方、手足の形など、生き物の内部構造を知ることができる。

 県内外の大学や動物園の協力を得て、剥製と合わせ100点以上を展示している。人を含めた脊椎動物の進化や本県に生息する動物など、多様なテーマ設定で解説。1993年に遊佐町に漂着した子どものミンククジラの標本は体長4メートルを超え、迫力あふれる骨格が目を引く。ニホンイノシシは、足の指で地面についている部分が前後の足で異なり、素早く走り出せる構造であることが分かる。

 8月27日まで。7月1日午後1時半から元岩手県立博物館学芸部長の大石雅之さんによる記念講演会(定員25人程度)があり、同17日午前9時半からは「ニワトリの足の骨格標本つくり」(定員20組程度)が予定されている。

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