新潟県上越市は梅雨や台風による水害や土砂災害に備え、「いつ、何をするのか」を時系列で整理して避難に役立てる「マイ・タイムライン」作りを呼びかけている。
自分自身や家族の防災行動計画をまとめておくことで災害時の逃げ遅れを防ぐ狙いがある。台風予報、注意報・警報の発令など情報収集し、災害が発生する恐れのある3日前、2日前、1日前と分けて、備蓄品の確認、避難ルートのチェックなど事前に準備する事柄を用紙に記入。家族間で情報共有し、避難に備える。
市はホームページにマイ・タイムラインの用紙を掲載。水や乾パンなどの保存食、ラジオなど非常用持ち出し袋に入れておくチェックリストも紹介している。避難所の位置やハザードマップで想定される浸水被害を確認することも求めている。
市防災危機管理部の市川重隆部長は「全国的に災害が頻発し激甚化している。災害を自分ごととして捉え、いざという時に備えてほしい」と話している。