エアシップの調査により、全ての個人情報項目について、企業と共有する消費者が今年増加することが判明

調査結果によると、消費者は企業とのやり取りに関して自らコントロールできる状況を求めており、今後、生活を楽にする利便性とパーソナライズ化された体験をアプリから得るために情報を提供することになる

オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --経済的不透明さやインフレ、顧客獲得にかかる費用の増加、データ規制の拡大を背景に、モバイルアプリ体験企業のエアシップは「カンヌ・ライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で新しい国際報告書「モバイル消費者2023」を発表しました。この調査は、企業が価値の創出を加速させるために、進化する消費者の好み、行動、期待についての理解を深めることに役立ちます。

10か国1万1,000人超の消費者に対する調査に基づくと、世界ではパーソナライズ化されたやり取りや特別インセンティブと引き換えに、個人情報の全項目について、企業に渡してもかまわないと考える消費者が増えています。エアシップが前年比で追跡した15種類の情報のうち、最も気軽に共有されるのはメールアドレスで、回答者の86%に上りました。次によく共有される情報としては、「企業に関係する興味」(78%)が今年に入り「名前」に取って代わりました。

消費者が最もよく共有する5大情報の最後は「連絡手段の好み」と「企業アプリもしくはウェブサイトで何を閲覧したか」です。企業がやり取りを行う際に顧客中心のアプローチがいかに重要かということを強く物語っています。実際、消費者が共有してもよいと考える情報のうち、前年と比較して最も増加したのは「社会的に何に価値を置くか(環境、倫理、政治、宗教)」です。

メールアドレスは最も一般的に企業と共有されていますが、消費者の79%がお気に入りの企業から来るマーケティングメールの少なくとも半分、もしくはそれ以上(前年比1%上昇)を無視するか削除しているという点には、注目する価値があります。Z世代を始めとする若年層はX世代やベビーブーマー世代と比べ、メール定期購読をキャンセルしたり、送信者または件名を調べてメールを削除するといった、従来の商用メール回避方法を取らない傾向があります。代わりに、頻繁にメールをチェックしない、ほとんど見ない2つ目のメールアカウントを使用する、匿名メールアドレス(例:アップルを使ったサインイン)または偽のメールアドレスを使用する可能性が非常に高くなっています。

世界的に見ると、消費者が最も有益だと思うパーソナライズ化の上位3種類は、「過去の行動もしくは購入履歴に基づいたおすすめやオファー(41%)」「企業に興味や好みが伝わること(40%)」「現在地で絞り込んだコンテンツやオファー(34%)」です。おもしろいことに、パーソナライズ化の全種類の中で、「消費者について企業が知り得る全ての情報に基づいた予測提案」は、シンガポールを除く全ての国で最下位となりました。この調査結果が示唆するのは、消費者は体験を自分に合うよう調整してほしいと考えているものの、基本情報が拡散しすぎず、先進的な手法が有用を通り越して気味悪くならない程度のぎりぎりの線を求めているということです。

アプリを利用したメッセージ配信のうち特定タイプのものを、どのくらいの頻度で企業から受け取りたいかという質問について、8種類のメッセージのうち5種類に対する好ましい頻度を「すぐに、かつ発生する度に」とする消費者が増えています。前年比データが存在する7種類のメッセージに関しては、調査結果によって「この種類のメッセージを希望しない」と答える回答者が減少し、「そのアプリを使用している時だけ」メッセージを受け取りたいとする回答者が増加したことが分かっています。アプリを利用したメッセージ配信頻度の好みは消費者によって異なる可能性がありますが、調査結果からは、受け取るメッセージの種類と同様、どこで、どういった頻度で受け取るかを消費者がコントロールできるようにすることが、企業にとって重要だということが分かります。

エアシップの最高戦略・マーケティング責任者であるトーマス・ブッタは次のように述べています。「データ・プライバシーの規制拡大とアップルおよびアンドロイドの進歩が、企業を顧客優先の未来に向かって加速させています。つまり、透明性とコントロールが増し、消費者が自らのニーズに合わない企業との接触を簡単に止められるようになるということです。これは多くの人にとって、高まり続ける顧客体験への期待と第三者データに迫り来る終焉が混じった重大な転換です。企業が成功するために必要なレベルの顧客理解を得るには、常に有益性、利便性、そしてひとりひとりに合ったコントロールを提供する、顧客の心と頭のさらに奥深くまで届くようなモバイルアプリ体験に挑戦しなくてはなりません。そうすることで、企業は時がたつにつれて顧客をより尊重し、よりよい報酬とサービスを提供できるようになります」

当社に登録して「モバイル消費者2023」報告書全文をご覧ください。報告書では、以下の例を含むトピックに地域別・世代別インサイトが付いています。

  • 消費者がモバイルアプリに注目し続ける理由と、消費者がアプリを見つける方法
  • アプリがデジタル体験と物理的体験を融合させる手だてと、実店舗の買い物客による最多のスマートフォン利用方法
  • モバイルアプリのプッシュ通知について、どのような要素があれば人はオプトインを許可するのか
  • なぜ人はアプリを削除するのか、そしてどの程度の速さでその決断をするのか
  • 全体的な健康と幸福を改善するために、消費者がアプリをどのように利用しているか
  • アップル「フォーカス」「ライブ・アクティビティーズ」のような新しいモバイル体験の採用

調査方法

本調査は、サピオ・リサーチの協力の下、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、南アフリカ、シンガポール、タイ、インドネシア、ブラジルに住む18歳以上の消費者1万1,000人に対して行われました。結果全体の精度は誤差±0.9%で、95%の信頼度です。

エアシップについて

モバイルアプリ体験(MAX)をマスターするためのブランド支援に関して、エアシップほど多くを知り、多くを行い、多くを気にかける企業はありません。

エアシップは、アプリの初期から、初の商業メッセージを提供し、その後はデータ主導の手法をすべてのリエンゲージメントチャネル(モバイルウオレット、SMS、電子メール)、アプリのUX実験、ノーコードのネイティブアプリ体験の創出、アプリストア最適化(ASO)へと拡大しました。

何千もの世界的ブランドのために何兆ものモバイルアプリのインタラクションに力を与えてきたエアシップの技術と深く専門的な業界知識により、アプリは顧客体験、ブランドロイヤリティー、収益化のデジタルセンターとなることができました。

エアシップ・アプリ・エクスペリエンス・プラットフォームとGummicubeのASO技術、専門知識を用いることで、今やブランドには、顧客が初めて目にしたときからロイヤルティーまで、モバイルアプリのカスタマージャーニー全体を最適化するための、関係するすべての人により高い価値をもたらす完全なソリューションが提供されます。

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