津山青年会議所(JC)が戸島の「2020年の森]に埋めたタイムカプセルを開封

津山青年会議所(JC)が1977年から管理してきた戸島の「2020年の森」で19日、記念事業があり、会員やOBたちがこれまで節目に埋めたタイムカプセルを開封し、43年間にわたる活動を振り返った。
同森は津山JC創立20周年を機に市有地と私有地計3㌶を借り受けてヒノキなどを植栽し、手入れをするとともに交流の場として活用。
この日はOBを含め約70人が参加し、創立30周年、45周年、50周年、55周年と、2009年のイベント時に埋設した5つのカプセルを手分けして森の奥から掘り出し、入り口近くに集めた。
橋本安弘理事長が「当初は経済林とする目的だったが、今後は環境保全や間伐材の活用を模索していく。今日をひと区切りとし、先輩らと守ってきたこの森を今後もしっかり引き継いでいきたい」とあいさつ。
それぞれボルトで密閉された樹脂や金属のカプセルを開封。このうち最も古い30周年(1987年)の中には、市内の小学生たちが将来の自分に宛てた手紙や、当時市長だった故永礼達造氏が現在の市長に宛てたメッセージなどもあり、OBの思い出話を聞きながら興味津々に目を通していた。
同森は2037年まで借地契約しており、この後、最高所にアズマヒガン桜の苗木2本を植樹。谷口圭三市長と地権者を交えてパートナーシップ宣言の調印式も行い、今後の活用への思いを新たにした。

タイムカプセルを開け、メッセージなどに目を通すJC会員やOB


カプセルを掘り出す参加者

© 津山朝日新聞社