こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。雨予報のとき、キャンプはしたいけれど対策などが不安で「キャンプ場の予約をキャンセルしたほうがいいかな?」と悩んでしまう方も少なくないはず。そこで今回は、我が家の雨キャンプの経験をもとに「雨予報のキャンプを決行するかキャンセルするかの見極め方」について解説していきます。具体的に雨キャンプで大変なことや気を付けるべきことも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
キャンプ予定日が雨予報!最初に注目すべきポイントは雨以外の予報や雨の強さ
キャンプを予定している日に雨予報が出た場合、我が家では雨予報のほかに、以下のポイントも確認しています。
1. 雨予報のほかに雷予報は出ているか?
2. 雨予報のほかに強風予報は出ているか?
3. 雨予報は大雨・豪雨か?
上記1~3までのポイントに対する答えに「はい」が一つでも当てはまる場合は、安全で楽しいキャンプができる見込みが低いと予測すべきと考えています。
我が家では、「雨キャンプをする」ことを目的にキャンプに出掛けたことがあります。しかし、そのときは夜になって「雨」が「大雨」に変わり、さらに「雷雨」に変わり、筆者は息子とともに車に一時避難しました。
その後、雷はおさまったものの大雨が降り続き、夜中にはキャンプ場の周辺地域に「大雨洪水警報」が発令。川沿いのサイトだったので、テントから川までじゅうぶんな距離はありましたが、念のため夫に川の様子を見に行ってもらった苦い経験があります...。
昨今は「一夜明けたら川の氾濫や土砂崩れなどの災害レベルにまで発展していた」といった大雨も多いですよね。
キャンプでは野外で長時間過ごすため、雷・強風・大雨などの予報が出ているときには、無理せずキャンプ場をキャンセルすることをオススメします。
一方、上記1~3までのポイントに対する答えがすべて「いいえ」で、しとしと降る雨の予報の場合は、雨キャンプを楽しめる可能性はじゅうぶんにあると思います。
後述するチェックポイントをクリア&対策することによって、キャンプ初心者さんや雨キャンプ未経験の方でも無理なく決行できるかもしれませんよ!
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雨がしたたる緑もお花もとってもキレイだし、しとしと降る雨音を聞きながらのんびりキャンプっていうのも、個人的にはキライじゃないので、みんなにも一度は経験してみて欲しい!
雨キャンプの「決行」or「キャンセル」はいつ見極める?予定日5日前から検討できるとベスト!
雷・強風・大雨の予報が出ていればキャンセルを決意しやすいですが、悩んでしまうのがそこまでの悪天候ではなさそうな場合。せっかく楽しみにしていたキャンプですから、なるべく「キャンセル」は避けたいですよね。
そこで我が家では、キャンプ予定日の5日前ぐらいから天気予報とにらめっこしつつ、なるべく「決行」する方向で以下のような行動を取ります。
- キャンセル料が発生するキャンプ場はキャンセルする
- 泥・土がつきそうなキャンプ場はキャンセルする
- 砂利サイトのキャンプ場に変更を検討する
- キャンセル料不要のキャンプ場を検討する
- テント泊からバンガロー・コテージ泊へ切り替えることを検討する
- 撤収日に傘マークがないエリアでキャンプ場を探す
明らかな雨予報で「キャンセル料が発生するキャンプ場」や「泥・土がつきそうなキャンプ場」の場合はキャンセルしてしまいます。
ただ、キャンセル料が発生するキャンプ場でも、砂利サイトの場合はそのまま決行していいかもしれません。砂利のサイトであれば泥や土がつきづらく、テントの汚れが最小限で済むため、雨でも比較的撤収が楽だからです。
キャンセル料が発生するキャンプ場は規模が大きければ大きいほどキャンセルが発生しやすいので、そこを狙って砂利サイトの予約を取るのも一つの手ですよ。
また、大雨などで夜に外で過ごすことが心配な場合、テント泊を諦めてバンガローやコテージ泊に切り替えるのもいいでしょう。ただし、バンガローやコテージは、多少の雨であればキャンセルは出づらい印象がありますので、直前だと予約は取りづらいと考えられます。
さらに、テント設営日が雨予報でも、テント撤収日に雨が上がっている予報であれば、工夫次第で雨キャンプも楽しめますよ。キャンプをどうしても諦めたくない人は、移動可能な範囲で、撤収日に傘マークがないエリアでキャンプ場を探してみるのもアリではないでしょうか。
このように、キャンプ予定日の5日前くらいから段階を踏んでいくと、ギリギリまで決行かキャンセルかを検討できるでしょう。
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夫が諦めが悪いタチで、なんとかキャンプできないかな?って直前までバタバタすることが多いけど、思いがけず人気キャンプ場に滑り込めたり、新しいキャンプ場が開拓できたり、楽しみながら最後までねばってるよ~!(笑)
「決行」か「キャンセル」か?雨キャンプに行くか判断するためのチェックリスト
特にキャンプ初心者の方や初めて雨キャンプをする方だと、雨キャンプのイメージもつきづらく、決行orキャンセルの判断に迷ってしまいがち。そんなときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。
【雨キャンプの「決行」or「キャンセル」判断チェックリスト】
- 豪雨・強風・雷などの予報が出ていない
- 防水性の高いテント・タープなどのギアを持っている
- 防水性の高いレインウェアを持っている
- 予約したキャンプ場は車が横付けできるサイトである
- 予約したキャンプ場は砂利サイトである
- にぎやかなキャンプ場より静かなキャンプ場が好き
- 予約したキャンプ場に雨がしのげる屋根付き設備がある
- キャンプ場の近隣に屋内で楽しめる施設がある
- 雨でもテントにこもって楽しめる趣味やギアがある
- 自宅に濡れたギアを干すスペースがある
以下のように、当てはまるポイントの数を目安に、キャンプを決行するかキャンセルするかの判断材料の一つとして参考にしていただければと思います。
- 8~10個:雨キャンプでも楽しめそう!
- 5~ 7個: 装備や計画を見直して雨キャンプに挑戦してみよう!
- 2~ 4個: キャンセルも視野に入れて再度検討してみよう!
- 0~ 1個: 今回はキャンセルした方が良いかも?
ここからは、上記10個のポイントについて、雨キャンプのイメージがつきやすいよう筆者の体験や解決策を交えて詳しく紹介していきます!
チェックポイント [1] 豪雨・強風・雷などの予報が出ていない
前述した通り、雨予報が豪雨、雷雨、大雨だったり、強風や雷注意報などが出ている場合は、外で快適に過ごすこと自体が困難だと思います。
筆者もキャンプ歴が長くなるにつれ、雨よりも逃げ場のない雷や、テントやタープの倒壊の恐れがある強風のときのほうがよっぽど怖い思いをしているので、そのような予報が出ている時は無理せずキャンセルしましょう。
チェックポイント [2] 防水性の高いテント・タープなどのギアを持っている
テントやタープを持っていても、耐水圧が高くないと浸水の危険性があり「朝起きたら雨漏りしていた…」なんてことにもなりかねません。
一般的に耐水圧の目安として、500mmで小雨、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨に耐えられるとされています。宿泊を伴うキャンプでは、耐水圧が1,500mm以上のテントを選べば大抵の雨に対応できて安心です。
上の写真の筆者愛用のテントであるコールマンの『タフスクリーン2ルームハウス』の耐水圧は2,000mm。
また、同じく筆者愛用のコンパクトなドーム型テントであるFIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』は、耐水圧1,500mm以上です。どちらも何度も雨キャンプをしていますが、浸水などはしていませんし、今でも現役です。
お子さんがいらっしゃるファミリーキャンプや人数の多いグループキャンプの場合は、タフスクリーン2ルームハウスのように大きなリビングスペースがある2ルームテントが便利です。設営・撤収は少し大変になりますが、濡れずに立ってテント内を移動できるので、雨キャンプでもかなり快適に過ごせてオススメです。
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もし持っているテントがコンパクトなサイズのものの場合は、大きめのタープがあったほうが雨でも居場所が作れて動きやすいし、よりキャンプを楽しめるかも!
チェックポイント [3] 防水性の高いレインウェアを持っている
雨予報の場合、テントやタープを設営する際に濡れてしまうことがありますので、防水性の高いカッパなどのレインウェアは必需品です。
ポンチョなどは子供には良いかもしれませんが、テント設営・撤収を担当する大人は立ったりしゃがんだりが多いので不向きだと思います。
できればカッパの上下を着こみ、足元は長靴を履きましょう。レインハットまでかぶれば、雨の中でも快適に動き回ることができるはずです!
筆者も愛用しているワークマンのレインウェアは機能的にも優秀で、コスパも高いためオススメできます!
チェックポイント [4] 予約したキャンプ場は車が横付けできるサイトである
雨キャンプのときは、車から荷物を運ぶ距離が短いほうが便利なので、車が横付けできるサイトを選ぶのも大切です。
なるべく装備をコンパクトにして、ギアは「使うときに車から取り出し、使い終わったら車にしまう」ということを意識していくと、設営も撤収も楽になります。
雨キャンプのときは地面も濡れていて物を置く場所が限られるので、車を棚代わりに使うようなイメージで行くと良いかもしれません!
チェックポイント [5] 予約したキャンプ場は砂利サイトである
雨キャンプのときは、地面が濡れてドロドロになるので、土のサイトは避けましょう。砂利サイトを選ぶと、テントなどにつく汚れが最小限で済むので片付けるときに楽です。
また、ウッドデッキなどがあって、その上にテントを張れるキャンプ場もあるので、事前に地面が土なのか、砂利なのか、芝なのか、ウッドデッキはあるのかなどを調べておくと安心です。
芝が植えられている芝サイトは、土サイトよりはドロドロ度が低いですが、テントに芝がつくのがやっかいです。ヤマビルが生息している場合などもあるので、個人的には雨キャンプのときは小さめの砂利が敷き詰められたサイト一択です!
チェックポイント [6] にぎやかなキャンプ場より静かなキャンプ場が好き
雨キャンプの良い点の一つに、キャンプ場にいる人が少なくて静かだという点が挙げられます。
上の写真は、キャンパーの聖地と言われている『ふもとっぱらキャンプ場』です。とても人気で普段は混雑しているキャンプ場ですが、雨ともなると、たくさんキャンセルも出るようで、広い敷地内にまばらにしか人がいないことも多いようです。
もちろん地面はドロドロ、あちこちに水たまりができますし、ふもとっぱらの代名詞である富士山ドーン!の絶景は見られないかもしれません。しかし、なかなか予約が取れない有名キャンプ場に偵察がてら足を運んで、雨キャンプで静かに過ごすというのも悪くはないですよ!
チェックポイント [7] 予約したキャンプ場に雨がしのげる屋根付き設備がある
キャンプ場の規模にもよりますが、屋根付きの炊事場やBBQ場などが備えられているキャンプ場もあります。雨キャンプの場合は調理をする際や子供の居場所として、屋根付き設備があると何かと便利な場合が多いです。
上の写真は数年前筆者が梅雨時期にグループキャンプで予約をした『鬼怒川温泉オートキャンプ場』のVIPサイトです。
このときは見事に大雨に降られましたが、屋根の下にテントを張ることができ、屋根の下で焚き火や花火も楽しめて、楽しいグループキャンプができました。
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トタン屋根だったから、バケツをひっくり返したような雨が叩きつけられる雨音が騒音レベル(笑)だったけど、それも含めて楽しいグルキャンの思い出だよ~!!!
チェックポイント [8] キャンプ場の近隣に屋内で楽しめる施設がある
雨キャンプの場合、大きなテントの下でおこもりできたとしても、時間をもてあましてしまうことや子供が飽きてしまうことがよくあります。そのため、近くに温泉や博物館など、屋内で楽しめる施設があるキャンプ場を選ぶと良いでしょう。
上の写真は、ふもとっぱらから車で10分ほどの場所にある富士花鳥園で撮影したものです。温室でベゴニアなどのお花を観賞できたり、フクロウなどの鳥たちと触れ合えたりするので、大人も子供も楽しめるオススメの施設です。
また、温泉施設ではお風呂に入ってさっぱりできますし、雨の具合によっては近隣の飲食店で食事を済ませてしまうのもアリ!
我が家は雨キャンプなど、ご飯を作るのが少し大変そうな場合は、日持ちするレトルト食品やパックご飯などを用意しています。万が一、食べなかったとしてもそのまま持ち帰れるので、現地の天候など状況を見て、臨機応変に外食に切り替えていますよ♪
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キャンプだからって「絶対にキャンプ飯をつくらなくてはいけない」なんてことはないよ!
設営も撤収も後片づけも大変な雨キャンプのときこそ、手抜きできるところは手抜きしちゃおう!
チェックポイント [9] 雨でもテントにこもって楽しめる趣味やギアがある
雨キャンプのときは、テントの中で過ごす時間がどうしても多くなってしまうので、テントの中で楽しめる趣味やギアがあると良いですよね。
スマホやタブレットに加えて「プロジェクターを持ち込んでみんなで映画を観る」なんていうのも、雨キャンプならではの楽しみ方。人が少なく、静かで落ち着いた雨キャンプだからこそ、普段読めていない本を持ち込んで、活字に触れるのも良い過ごし方ですよね。
筆者の息子は、小さいころは大好きな折り紙や工作をしたり、図鑑を熟読したり、じょうずにテント内で一人遊びを楽しんでいました!
チェックポイント [10] 自宅に濡れたギアを干すスペースがある
雨キャンプのときは、基本的にはテントやタープを乾燥させて撤収することが難しいです。大きなゴミ袋やドライバッグなどにとりあえずしまって、自宅に持ち帰ってから乾燥させるケースがほとんどなので、自宅に濡れたギアを干すスペースがあるかも大切です。
帰宅後、翌日以降で晴れれば、どこか近くの広いスペースに濡れたテントを広げて乾燥させることもできると思います。しかし、梅雨時期などその後通日雨の日が続く場合は、家の中でなんとかテントやタープを干さなければいけません。
雨キャンプ当日のことももちろんですが、帰宅してから濡れたテントやタープを干すスペースを用意することも考えて、雨キャンプを計画するようにしましょう!
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大きなリビングスペースがある2ルームテントは、雨キャンプの時は快適なんだけど、濡れたまま持ち帰ると、干すのがほんとに大変だよ~!(汗)
だから我が家はグルキャン以外では、寝るだけのコンパクトなドームテント+広げやすくて干しやすいオープンタープという装備で雨キャンプに行くことが多いんだ~!
雨キャンプついでに「テントクリーニング」に出しちゃうのもグッドアイデア!
雨キャンプをすると普段よりもギアが汚れ、帰宅してから洗濯・泥おとし・乾燥などの作業が発生してしまいます。
テントやテープなどは濡れたまま放置すると、カビが生えたりして痛んだりしてしまうので、メンテナンスは必須です。ただ、「自分でメンテするのはちょっと面倒」という場合は、この機会に思い切ってテントクリーニングサービスを利用してみるのも良いかもしれません。
テントクリーニングサービスとは、キャンプなどで使用したテントを専門にクリーニングしてくれるサービスのことです。
雨が降ったときはキャンプ場をキャンセルするよりも、テントクリーニング料のほうが安い場合もあるかもしれませんので、事前にお値段なども調べておくと良いですね。
以前ハピキャンで取材をさせていただいた『テントクリーニング.com』さんでは、雨キャンプ後の水分をたくさん含んでいて、泥などで汚れた状態のテントをそのままへ送ってもOKとのこと。これは雨キャンプ後のキャンパーにとって、非常に嬉しいサービスですよね!
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「メンテの労力から解放される」というメリットを思えば、多少お金を払ってでも、テントクリーニングをお願いしたいと思う人も多いんじゃないかな?
雨キャンプの楽しみ方は無限大!しっかり対策して雨ならではの景色に会いに行こう
雨キャンプは、一見ネガティブな印象もありますが、雨だからこそ見れる景色だったり、静かな空間だったり、雨音だったり、空気だったり、普段とは違う自然の姿に出会えるという良さもあると思います。
大雨や雷雨、暴風などの場合は決して無理をしてはいけませんが、しとしと降る雨の場合、前述のチェックポイントをクリアしてしっかり対策をすればきっと雨キャンプが楽しめると思います。
ぜひ機会があれば雨キャンプにも挑戦してみてくださいね!
▼コールマン(Coleman)「タフスクリーン 2ルームハウス▼
▼フィールドキャンプドーム200▼
▼DOD ヘーキサタープ▼