自民、埼玉と愛知で公明支援要請 地元訪問、衆院選へ環境整備急ぐ

 自民党の茂木幹事長ら党幹部は23日、衆院小選挙区定数「10増10減」に伴い、公明党が新たに候補者擁立を決めた埼玉、愛知両県をそれぞれ訪れた。自民の地元組織に対し公明候補の支援を要請。候補者調整を巡る対立を受け、公明は東京都内での協力解消を表明したが、自民執行部は影響が地方に波及しないよう配慮しつつ、衆院選への環境整備を急ぐ。

 茂木氏はさいたま市で党埼玉県連幹部らと面会し、公明が埼玉14区で擁立を決めた石井啓一幹事長を支援するよう改めて求めた。

 森山選対委員長は愛知県小牧市を訪れ、公明が愛知16区で公認した伊藤渉政調会長代理への支援を自民県連に求める。

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