メッカ大巡礼、200万人集結へ コロナ禍後最多

イスラム教の聖地、サウジアラビア西部メッカで、聖モスクのカーバ神殿を訪れる人々=19日(ロイター=共同)

 【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの今年の大巡礼(ハッジ)が、26日にも始まる。サウジのラビア巡礼相は160以上の国から200万人超が集結すると発表した。巡礼者の受け入れ数は新型コロナウイルス対策で制限を設けてきた2020年以降で最多となる。

 国営テレビによると、サウジには既に110万人以上が到着し、混雑が始まっている。政府は今年、儀式を行う聖モスクのカーバ神殿でのマスク着用義務を取り払った。コロナ禍前の光景が戻ってきそうだ。

 ハッジは礼拝や断食などと並ぶイスラム教徒の義務「五行」の一つ。財力や体力がある人は一生に一度行うよう求められる。

© 一般社団法人共同通信社