「攻撃的なスタイルを約束する」、セルティック帰還のロジャーズが第二次政権へ意気込む

[写真:Getty Images]

セルティックの新指揮官として4年ぶりの古巣帰還を果たしたブレンダン・ロジャーズ監督が、復帰後最初のインタビューで意気込みを語った。

アンジェ・ポステコグルー監督の下、今シーズンの国内3冠に輝いたセルティック。しかし、昨シーズンの就任からリーグ連覇に導く手腕を発揮したオーストラリア人指揮官がトッテナムに引き抜かれる形で退任。

その後、複数の後任候補がリストアップされた中、2016年3月から2019年2月までセルティックで指揮を執り、2016-17、2017-18シーズンと2シーズン続けて“トレブル(三冠)”を達成したレジェンド指揮官の再任が決定した。

前レスター・シティ指揮官は、クラブ公式チャンネルの復帰後最初のインタビューで、改めて第二次政権での意気込みを語った。

「ここにいられることをとても誇りに思っているし、明らかにとても幸せだ。私を連れ戻してくれた(大株主の)ダーモット(・デズモンド)と取締役会に多大な感謝を伝えたい。すべてがとても自然に感じられ、本当に満足している」

「ノスタルジーは素晴らしいが、それは過去のことであり、できればその時代から、我々が達成したことが具体的に設定され、常にそこにあり続けることを願っている」

「しかし、ここにいる幸せが職業的にも個人的にも大きな役割を果たしたことは間違いない」

「フットボールの観点から見ると、私がここにいた間に我々はいくつかのことを達成し、歴史を築いてきた。今後もそのメンタリティを継続していくことが目標だ」

「だが、フィールドの外でも、私の家族や私に関係する人たちはここでとても幸せに過ごせており、戻ってきたいと思うのはとても簡単だった。フットボール以外の生活は素晴らしいものだった。そしてスコットランドとグラスゴーは我々にとって素晴らしいものだった」

「だからこそ、プロの観点から見ても、個人的な観点から見ても、ここに戻ってくることができて本当に幸せだった」

「チームとクラブが好調な状況で指揮を執るのは、私自身初めての仕事になる。以前の在任時とは、状況が異なる。したがって、アンジェはここ数年、トレブルでのフィニッシュという最高潮に達し、ここで素晴らしい仕事をしてきたと思う。それは本当に素晴らしい成果だ」

「そして、ヨーロッパは常にこのクラブにとって大きな要素だと思う。ヨーロッパで何かを行うためのチームを育成することはできまるか? 国内のフットボールは常に重要であり、ここスコットランドで圧倒的な地位を築いている糧ではあるが、もちろん、それをヨーロッパに移し、そこで何かを達成できるかどうかを確認しようとしている」

また、前任時は魅力的なアタッキングフットボールを披露してきたロジャーズ監督は、第二次政権でもポステコグルー前体制同様の攻撃的なスタイル継続を約束している。

「私のこだわりは常に攻撃的でアグレッシブなフットボールだ。前回ここに来たとき、特に多くの試合をプレーして、それを達成することができた」

「したがって、私のコミットメントは常に攻撃的なチーム、アグレッシブなチーム、そして勝利するチームであることだと思う。それはいつも私が約束することだ」

さらに、前任時代に続いて自身のスタイルを貫く上でのキーマンとなるキャプテンのMFカラム・マクレガーへの信頼を改めて口にする。

「当時、彼は若いプレーヤーの成長を見届ける上で極めて重要な存在だった。もちろん、私が去った後も彼に会ったことがあるが、彼が成長を続けているのを見ているだけで本当に嬉しかった」

「そして、私が戻ってくるという決断においても彼は大きな部分を占めていたと言わなければならない。なぜなら、私はマジョルカで彼と数時間ランチをし、チームの状況、そして彼がクラブに対して何を感じているかを理解したからだ。彼は、このグループはハングリーであり、若くて前進し続ける準備ができているという素晴らしいフィードバックを私にくれた」

「私にとって、カラムはピッチ上で本当に素晴らしいプレーヤーであり、彼の頭脳、ゲーム観は、私がこれまで一緒に仕事をした中で最高のプレーヤーに匹敵するものだ」

「彼は屈強で、多くの試合に出場し、究極のプロフェッショナルだが、その中に素晴らしい謙虚さを持っている。だから、ここに戻ってきて、彼がクラブのキャプテンになったことを本当に嬉しく思っている」

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