6月定例県議会では6月23日、前日に引き続き代表質問が行われ、千葉県の熊谷知事は、家族の介護などを日常的に担うこども、いわゆるヤングケアラーについて関係機関と連携して支援に取り組む考えを示しました。
千葉県 熊谷俊人 知事
「子どもたちを適切な支援に繋げるためには、学校など日常的に子どもが関わる場において、気付いた周囲の大人等がすぐに相談できる体制を作る必要がある」
これは熊谷知事が、公明党の代表質問で家族の介護などを日常的に担う子ども、いわゆるヤングケアラーの実態と対策について問われ、答えたものです。
県が2023年3月に発表した実態調査では、世話をしている人がいると答えた子どものうち、誰かに相談した経験がある子どもは小学6年生で8.2%、中学2年生で6.8%、高校2年生で9.1%にとどまっています。
熊谷知事は答弁で、5月からヤングケアラーに関するSNS相談を開始していることなどを挙げ、引き続き教育や介護などの関係機関と連携して、本人や家族事情に寄り添った支援に取り組むと述べました。