保育士のはさみと園児が接触、頭に5針縫うけが 「気の緩みあった」 京都

京都府宇治市

 京都府宇治市立西小倉保育所(伊勢田町)で、保育士が園児の頭を約5センチ切るけがを負わせる事故があったことが分かった。

 市によると、2月10日午前、2歳児クラスの保育室で、保育士が段ボールでトンネルを作ったうえで、上部からはさみで穴を開けていたところ、トンネル内に入ってきた園児にはさみが接触した。園児は頭頂部を5針縫ったという。

 保育中の安全管理マニュアルでは保育室にはさみを持ち込まないよう決めていたが、保育士が自身で判断して使用したという。保育支援課は「保育士に気の緩みがあった。各保育所にも周知徹底を図り、再発防止を図る」としている。

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