百貨店、衣料品納品を午後に変更 「物流2024年問題」負担軽減

 日本百貨店協会は23日、衣料品の納品を開店前の早朝から、開店後の午後に遅らせる方針を発表した。深夜や早朝の作業をなくし、物流事業者の負担を軽減する。残業規制強化でトラック運転手不足が懸念される「物流の2024年問題」への対応。一部店舗で既に取り組みを始めており、全国に広げたい考えだ。

 協会によると、百貨店に納品する衣料品は物流事業者が深夜に検品作業を実施している。開店時には発注した商品が店頭に並んでいるよう、早朝に各店舗に配送することが慣習となっていた。今後は日中に検品し、開店後の午後に届ける。

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