立憲民主党・吉田晴美衆院議員に直撃!野党候補の統一って必要?東京でも維新は脅威?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年6月23日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の吉田晴美氏をお招きし、野党の候補者一本化や日本維新の会の脅威について語っていただきました。

維新の強み・立憲の弱みとは?

【このトピックのポイント】
・自民党に対抗するために野党の候補一本化は必要
・立憲はメッセージを分かりやすく伝えられていないのが弱み
・衆院選はあくまで対自民党の戦い。野党第一党争いではない

吉田氏のプロフィールは以下の通りです。

MBAを取得し投資・証券会社に勤めるなどバリバリのビジネスパーソンだった吉田氏。母親が脳梗塞を患った時に高額医療費制度を利用したことが政治の道に進むきっかけだったとのことです。

衝撃的な勝利を果たした2021年の衆院選では、雨にもかかわらず投票所に長蛇の列ができ、これまでの選挙との違いを感じたそうです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして吉田氏に回答していただきました。

立憲民主党有志「野党で候補者一本化を」どう思う?

小沢一郎氏ら立憲民主党の有志が「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げ、次期衆院選で共産党などとの候補者調整を否定した泉代表に方針の変更を求めています。

この件について、吉田氏は自民党に対抗するために野党候補の一本化は必要であるとの見方を示しました。一方で、執行部への反旗だとする報道については「その認識はない」と否定しました。

吉田氏「これが執行部おろしみたいになってるんですか?」

MC鈴木邦和「という見方をしている人もいると」

2021年の衆院選で野党統一候補として当選した吉田氏。その流れが区長選挙、区議会議員選挙につながったということもあり、吉田氏は「この流れはもっと大きくしたい」「地域の方々の期待につながっている」と野党共闘の重要性を改めて強調しました。

次期衆院選に向けては、日本維新の会の動きも気になるところです。独自候補の擁立を模索する維新との候補者調整の可能性について問うと、吉田氏は「維新さんは出すっておっしゃってますから」と協議の余地もない様子。

また、国会活動では一部協力したこともあったものの、憲法観や人権意識、ジェンダーなど、政党の理念を形成する部分で一致できなければ選挙での協力は難しいとしました。

日本維新の会 東京でも脅威?

維新の馬場代表は、次期衆院選で東京都内の全選挙区で公認候補を擁立すると発表。「比例5議席を含め7~8議席」を目標として掲げました。

今の維新の勢いについて、吉田氏は「(有権者の)期待を掴むという意味では脅威」とコメント。

また、選挙における維新の強さについて、吉田氏はメッセージの伝わりやすさに言及し、身を切る改革や大阪府政での実績など、一言で取り組みがわかりやすいと分析しました。一方で「むしろ立憲民主党はそこが下手」と苦笑しました。

MC鈴木も吉田氏に同意。公約の1つ1つは決して維新に劣るものではないものの、全体で見るとポイントが分かりづらく感じることがあると語りました。

MC鈴木「立憲民主党ってこの3本なんです!みたいな打ち出しは難しいんですかね?」

MC鈴木の質問に対し吉田氏は「私はもう決めてるんです」とのこと。党の柱として「子ども・子育て・教育の立憲民主党」とコメントしました。

吉田氏「私たちの今と、子どもたちの未来。これをしっかり訴えていきたいと思います」

また、吉田氏は立憲民主党の強みについて当事者の声を具体的かつ多層的にヒアリングしている点に言及。

保育士・幼稚園教諭等処遇改善法案の提出の際の取り組みを挙げ、「打ち上げたものが本当に現場に届いているのかっていうところの深みは、立憲民主党の方があると思っています」と語りました。

次期衆院選は野党第一党争いが注目ポイントの1つとされていますが、吉田氏はそこを争う気はないとのこと。「対自民党に対して今の政治をどう変えるかという話をしなければならない」とコメントしました。

最後に「でも維新の方は煽ってくるかな~」と冗談っぽくコメントして締めくくりました。

動画本編はこちら!

維新のここがすごい!立憲はこれで負けてない!

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