G7広島サミットで首脳が記帳 広島市が芳名録を来月から公開検討

5月のG7広島サミットで各国首脳が記帳した芳名録について、広島市は7月から広島国際会議場で展示・公開する方向で検討を進めていると明らかにしました。

広島市 阪谷幸春 市民局長
「本年7月から広島国際会議場で展示・公開する方向で検討を進めている」

先月のG7広島サミットでは、各国首脳が原爆資料館を見学した後、芳名録に記帳しました。アメリカのバイデン大統領は、「世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう」と記帳しました。

また、イギリスのスナク首相は「シェイクスピアは、『悲しみを言葉に出せ』と説いている。しかし、原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない」と記しました。

芳名録の公開について広島市は、G7首脳の核廃絶への思いを多くの人に受け止めてもらったうえで、核兵器のない世界に向けてのさまざまな活動を展開する一里塚としたいとしています。

また、ウクライナのゼレンスキー大統領などG7首脳以外の芳名録についても展示するかどうか、検討するとしています。

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