「農泊」拡大700万人目標 25年度、訪日客呼び込み

 農林水産省は23日、農山漁村に観光客らが宿泊する「農泊」推進の実行計画を発表し、年間の宿泊者数を2025年度までに延べ700万人に増やす目標を示した。宿泊施設や地元関係者が参加する地域協議会を支援し、インバウンド(訪日客)の誘客に取り組む。

 農泊推進は農山漁村の活性化と所得向上を図るのが狙い。宿泊者数に占める訪日客の割合を19年度の約6%から25年度までに10%へと引き上げる目標も掲げた。

 農泊の19年度の宿泊者数は589万人だったが、21年度は新型コロナウイルス禍で448万人に落ち込んだ。地域協議会への支援を強化するほか、関連人材の確保を財源面で後押しする。

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