朝ドラ・タキの愛、朝ドラ受けで大吉も複雑な表情「切ない…」

自然に囲まれた土佐で生まれ育ち植物を愛する主人公が、やがて植物学の道に進む連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。6月23日放送の第60回では、病床のタキが医師を呼び出しあることを伝えるシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

体調が芳しくない祖母・タキ(松坂慶子)を気遣う万太郎(神木隆之介)(C)NHK

身体の調子がよくない万太郎(神木隆之介)の祖母・タキ(松坂慶子)。医師の鉄寛(綱島郷太郎)を呼び出し、なんとか病気を治してほしいと頭を下げるが、難しいという。鉄寛は、万太郎に佐川で暮らしてほしいと伝えるよう、タキに勧める。

一方、万太郎は寿恵子(浜辺美波)と母校の小学校や神社をめぐるうち、佐川に留まりたい気持ちが膨らんでいく。そんななか、万太郎宛に手紙が届き、万太郎が送ったマルバマンネングサが新種と認められたことが分かる。大喜びの万太郎に、タキはすぐに祝言をあげて一日も早く東京に戻るよう告げるのだった。

今回の放送では、万太郎が寿恵子を連れてきたことで、「わしのひ孫をこの手に抱いてみたい」と、生きのびることを望むタキが描かれた。

万太郎たちが佐川に残ることを望みながら、万太郎の功績が認められると一刻も早く東京に戻るよう促すタキに、SNSでは「朝から号泣」「自分の願いをそっとたたんで万太郎を東京へ促すタキさんに涙」「傍にいて欲しい気持ちも、万太郎の夢を応援する気持ちも、どっちも本当なんよね、タキさん・・・」など祖母の愛に涙する人も。

その後に放送された朝の情報番組『あさイチ』では、MCの博多大吉・華丸が「切ないけどね・・・」「おばあちゃんも一緒にいたいだろうけど」と複雑そうな表情を浮かべる一幕もあり、ツイッターでは「タキさん」がトレンド入りしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。6月26日放送の第61回では、思い出のあるヤマザクラが病気だと聞いた万太郎が助けたいと願う。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

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