種なしブドウ「デラウェア」の生産量日本一を誇るJA山形おきたまの初出荷が23日、高畠町の同JA中和田集荷所で行われた。夏の味覚をトラックに積み込み、首都圏に運んだ。
同JAでは本年度、421人が約156ヘクタールで生産し、販売数量2148トン、売上高15億9800万円を目指す。今年は一部地域で霜害に遭ったものの、糖度が高く、粒が大きいブドウに仕上がったという。この日は高畠町で収穫した約2トンが出荷された。
出発式が同所で行われ、関係者約30人が参加した。同JAの小林茂則ぶどう振興部会長が「一房でも多く出荷したい」、同JAの若林英毅組合長が「管理を徹底し、素晴らしい品質になった」とあいさつし、テープカットで出荷を祝った。