青森ねぶた100万円観覧席、再登場 去年は満席 5万円、20万円席も用意

ホテル青森の敷地内に設けた特別観覧席からねぶたを楽しむ人々=2022年8月

 全国の祭りのプロモーションなどを行う会社「オマツリジャパン」(東京)が23日、青森ねぶた祭のプレミアム観覧席の販売を始めた。同社は昨年、100万円の観覧席を販売したが、今回はさらに5万円のペア席などを用意した。

 同日発売したのは、ペア席5万円(1日25組限定)とボックス席20万円(同16組限定、最大4人)。いずれも青森市平和公園通り沿いに設置され、県産食材を使用した食事や飲み物が提供される。販売するのは8月2~6日分で、同社の特設サイトから購入できる。

 100万円のプレミアム観覧席(最大8人)は、現在発売準備中。飲食のほか、ねぶた師による祭りの解説を楽しむことができる。昨年は2日間発売し、満席だったという。

 昨年よりも席の種類を増やしたことについて、同社の加藤優子代表取締役社長は「特別観覧席が話題になったことで多くの問い合わせがあった。いろいろなニーズに応えるために席を用意した」と語った。

 企画は同社と青森市の共催。特別観覧席で祭りの付加価値を高めて収益化し、地域に還元しようと実施した。売り上げは県内のねぶた関係団体に還元される。

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