池一面、アジサイの花 24日から茨城・桜川の雨引観音

雨引観音紫陽花プロジェクトの「水中華」と準備を進めるメンバー=桜川市本木

池一面にアジサイの花を浮かべる「水中華」が24日から、茨城県桜川市本木の雨引山楽法寺(雨引観音、川田興聖住職)の境内で始まる。開幕直前の23日、水色や白、桃色など淡い色彩の千輪以上の花が池の水面に並べられ、涼しげな「花のじゅうたん」が形作られた。

準備を担ったのは、寺の僧侶や付近の飲食店従業員ら約20人でつくる「雨引観音紫陽花プロジェクト」。メンバーはこの日、境内に植えられた5千株100種類以上のアジサイの中から、見頃の過ぎた花を選んで切り取り、ネットを張った池の水面に敷き詰めた。また、水中華が長持ちするよう、初めて池の周囲から霧状の水が出るようにした。

同プロジェクトの堤谷真由美代表(44)は「境内の数カ所に鉢植えを並べ、今までよりもアジサイを飾る場所を増やした。写真を撮って楽しんでほしい」と話した。

会期は7月9日まで。ライトアップは午後6時半~8時まで。

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