ゴールドウインがジャージー制作 ラグビーW杯日本代表

新しいジャージーを着用する姫野(中央)ら5選手=東京・丸の内ビルディング

 日本ラグビー協会は23日、東京の丸の内ビルディングで、9月8日に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会で着用するジャージーを発表した。ゴールドウインが富山県小矢部市清沢の研究拠点「テックラボ」で開発を進め、ファンから募った古着を再生した繊維を活用。日本代表はジャージーを通し、ファンと共に戦う。

 前回の日本大会では、武士道の精神で世界と戦うという意味を込め、かぶとをイメージ。8強進出という好成績を残したこともあり、今回もデザインを継承した。W杯用は、開催国フランスの国花ユリの紋章をあしらう。

 84選手の体型を計測、解析して、体にフィットしつつ動きやすくした。耐久性や軽量性、快適性もアップさせた。フォワード用とバックス用を用意。7月15日の試合から着用する。

 この日の発表会で、ゴールドウインの渡辺貴生社長は「ファンの思いが込もり、機能的にも最高。勝つための準備ができた」とあいさつした。

 姫野和樹、松田力也、斎藤直人、李承信、ワーナー・ディアンズの5選手が新ジャージー姿を披露。姫野選手は「このジャージーをさらなる高みに持っていくのが、自分たちの責務。頑張りたい」と決意を述べた。

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