マリナーズのフリオ・ロドリゲスがホームラン・ダービー出場決定

日本時間6月24日、マリナーズはフリオ・ロドリゲスが今年のホームラン・ダービーに出場することを発表した。今年のオールスター・ウィークはシアトルで開催されるため、昨年のホームラン・ダービーで準優勝したロドリゲスは地元で初優勝を目指すことになる。なお、ムーキー・ベッツ(ドジャース)が「オールスター・ゲームに選出されたらホームラン・ダービーにも出場する」と発言しているものの、正式に今年のホームラン・ダービーに出場することが決まった選手はロドリゲスが初めてである。

現在22歳のロドリゲスは昨年、新人ながらオールスター・ゲームに選出され、ホームラン・ダービーにも出場。惜しくも決勝でフアン・ソト(当時ナショナルズ、現パドレス)に敗れたものの、3ラウンド合計で81本塁打を放ち、ドジャー・スタジアムに集まった大観衆を大いに沸かせた。今季はここまで71試合に出場して打率.238、12本塁打、39打点、16盗塁、OPS.715と物足りない成績にとどまっており、ファン投票で2次ラウンドに進めないなど、オールスター・ゲームに選出されるかは微妙な状況。しかし、「マリナーズの顔」はホームラン・ダービーに出場し、オールスター・ウィークにシアトルに集まるファンの前に姿を見せることになった。

シアトルでのオールスター・ウィーク開催は今回が3度目だが、シアトルでの初開催となった1979年はまだホームラン・ダービーが存在しなかった。前回の2001年はマリナーズからブレット・ブーンがホームラン・ダービーに出場。ホームラン・ダービーに出場したマリナーズの選手はジェイ・ビューナー(1996年)、アレックス・ロドリゲス(1998年)、エドガー・マルティネス(2000年)、ブーン(2001年と2003年)、ロビンソン・カノー(2016年)、そして通算7度出場して歴代最多の3度の優勝を誇るケン・グリフィーJr.に続いてロドリゲスが7人目である。

なお、ロドリゲスは22歳6ヶ月12日でホームラン・ダービー当日を迎えるが、もし優勝した場合、歴代最年少記録を更新する。昨年ロドリゲスを破って優勝したソトは23歳266日で歴代2番目の若さだった。歴代最年少記録はソトと1日差で、1993年の覇者フアン・ゴンザレスの23歳265日となっている。

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