エンゼルスがメッツからエスコバーを獲得 ウルシェラの代役要員

内野手に故障者が続出しているエンゼルスが補強に動いた。日本時間6月24日、エンゼルスはマイナーの2投手をメッツに放出し、エデュアルド・エスコバーを獲得するトレードが成立したことを発表。現在34歳のエスコバーは内野の全ポジションを守ることができるユーティリティ・プレーヤーであり、エンゼルスは今季絶望になったジオ・ウルシェラの代役として考えているとみられる。守備での汎用性はもちろんのこと、過去にシーズン20本塁打を5度記録している打撃面にも期待がかかる。

エスコバーはダイヤモンドバックスでプレーした2019年にキャリアハイの35本塁打、118打点を記録。短縮シーズンの2020年は不振だったが、2021年はダイヤモンドバックスとブリュワーズで合計146試合に出場して28本塁打、90打点、昨季はメッツで136試合に出場して20本塁打、69打点をマークした。今季はここまで40試合に出場して打率.236、4本塁打、16打点、2盗塁、OPS.695という成績。2年契約の2年目のシーズン(来季は球団オプション)だが、有望株ブレット・ベイティの台頭もあり、出場機会が減少していた。エンゼルスはそこに目をつけた形となる。

エンゼルスが放出したのは23歳のランドン・マーソーと22歳のコールマン・クロウのマイナー2投手。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではマーソーが20位、クロウが19位にランクインしている。マーソーは2021年ドラフト3巡目(全体80位)で入団した先発右腕で、今季はAA級で12試合に先発して3勝6敗、防御率4.88を記録。奪三振率は低いが、マイナー通算与四球率2.05の制球力が光る。一方のクロウは2019年ドラフト28巡目(全体841位)で入団した先発右腕で、今季は故障もあってAA級で4試合の先発にとどまっているものの、2勝0敗、防御率1.88の好成績を残している。

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