「キレートレモンクエン酸2700ゼリー」好調 ポイントはクエン酸の疲労感軽減の機能 22年2倍以上伸長 ポッカサッポロ

ポッカサッポロフード&ビバレッジのゼリー飲料「キレートレモンクエン酸2700ゼリー」が好調だ。

同商品は、ゼリー飲料が持つ小腹満たしニーズへの対応に加えて、クエン酸という健康価値を付与した点が受け入れられている。

コロナ禍の外出自粛でゼリー飲料市場が大打撃を受けた2020年には機能性表示食品にリニューアルを行い、リニューアル発売以降、右肩上がりに拡大している。メイン購買層は30、40代の男女となっている。

155ml瓶ドリンクの「クエン酸2700」も拡大し、これにはクエン酸のニーズによるところが大きいとみている。

取材に応じた高井朋子マーケティング本部ブランドマネジメント部アシスタントマネージャーは、ブランド全体の好調要因について「クエン酸の疲労感軽減の機能がポイント。コロナ禍によって生活者の間で疲労が顕在化していく中、ケミカルなものではなくて自然由来のレモンの力で疲労感が軽減できるという点が支持されお客様の数が増えている」と語る。

ポッカサッポロフード&ビバレッジの高井朋子マーケティング本部ブランドマネジメント部アシスタントマネージャー

栄養ドリンク棚では、滋養強壮系ドリンクからの流入がみられるほか、栄養ドリンク棚を訪れないユーザーにもレモンをフックに購入される動きが出てきているという。

中でも「クエン酸2700ゼリー」は昨年5月から夏場に向け主要コンビニで採用されたことが勢いに拍車がかかり22年は前年比2倍以上伸長。今年も2ケタ増で推移し好調を維持している。

コロナワクチン接種時やコロナ禍の自宅療養にゼリー飲料が選ばれたことも後押ししてユーザーの裾野も拡大している。

「自宅療養ニーズでも生活者との接点が広がった。アフターコロナ―で外出シーンが完全に戻った場合も、レモンとクエン酸が強みになると考えている。一度試していただくと高い確率でリピートされることから、今年は『クエン酸2700ゼリー』の配荷をさらに拡大させていきたい」と述べる。

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