初日14番手の中上貴晶「ラップタイムでそれほど離されていない。明日はもう一歩前進」/第8戦オランダGP

 6月23日、2023年MotoGP第8戦オランダGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がオランダのTTサーキット・アッセンで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合14番手で終えている。

 前戦のドイツGPでは初日に転倒などもあり、ウイーク中はフロントのフィーリングに悩まされ、苦戦を強いられていた。しかし、今大会は午前のP1から好調な走り出しを見せ、周回を重ねるごとにタイムを更新していく。セッション終盤には上位勢が1分32秒台に入れていくなか、中上はラストアタックで1分32秒981をマークし、トップから0.735秒差の7番手につけた。

 午後も引き続き好調さを維持したい中上だったが、風が強まった影響でなかなか思うようにタイムを更新できずにいた。そのため、セッション終盤までタイムを縮めることが出来ていなかったが、最後のアタックで1分32秒935をマーク。自己ベストを0.046秒縮めるも14番手にとどまり、トップ10にあと一歩及ばず、予選はQ1からのアタックとなる。

 ダイレクトQ2進出とはならなかったが、初日はさまざまなテストに取り組みつつ、前回より確実に好調さを感じさせる走りを見せていた。土曜日に行われる予選でQ2進出を目指し、昨年のオランダGPでの12番グリッドを凌ぐポジション獲得を目指していく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(P1:7番手/P2:14番手)
「今朝はマシンのフィーリングがよく、午後はもっといい走りができると思いましたが、思うようにタイムを更新することができませんでした。午後は風が強く、フィーリングをつかむのが難しいコンディションでした」

「ポジティブな点は、ラップタイムでそれほど離されていないということです。明日は、細かいところを修正し、もう一歩前進できるようにがんばります」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第8戦オランダGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第8戦オランダGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第8戦オランダGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第8戦オランダGP 初日

© 株式会社三栄