ゲームで盛岡の電柱点検、賞品も 東北電力ネットワーク

 

 東北電力ネットワーク(仙台市、坂本光弘社長)は23日、盛岡市内で市民に専用アプリで電柱を撮影してもらい、状況を把握するイベント「電柱聖戦」を始めた。参加者はゲーム感覚で投稿数を競い、街のインフラ保全に貢献しながら、賞品も獲得できる。同社にとっても通常は社員らが徒歩で行っている点検業務が軽減され、コストカットから顧客サービス向上につながることが期待される。

 イベントは、スマートフォンの専用アプリ「TEKKON(テッコン)」を使う。地図上に対象の電柱が表示され、ガイドに従って、異なる角度から4枚の写真を撮影するとポイントを獲得できる。投稿数が多かった上位3人にはアマゾンギフト券(3万円、2万円、1万円)が贈られる。

 対象は盛岡市の一部エリア。アプリをダウンロードし、参加フォーム提出が必要。27日までだが、対象の2千基全ての写真が集まった時点で終了する。7月7~11日には一関市で同様のイベントを開催する。

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