サウジでもMLSでもない? アルバ、すでに移籍先を決断か

写真:アルバは同じラ・リーガのライバルクラブへ渡ることになるのか ©Getty Images

2024年6月まで残っていたバルセロナとの契約を1年切り上げ、今夏フリーエージェントとなったスペイン代表DFジョルディ・アルバ。移籍先について様々な噂が飛び交っているが、スペインのウェブメディア『ディアリオゴル』によると、アルバはすでに新天地を決めているという。

当初は同じくバルセロナを退団した元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツとともに、パリ・サンジェルマンを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとサウジアラビアで合流するのではないかと言われていた。さらにメッシがサウジアラビア行きを固辞し、アメリカMLSのインテル・マイアミへの移籍を決断した際には、やはりブスケツとともにインテル・マイアミに行くという噂が流れた。

しかし、アルバはサウジアラビアやMLSに行くつもりはない模様。理由は来年ドイツで行われるEURO2024にあるそうだ。

アルバは6月に行われたUEFAネーションズリーグの準決勝イタリア戦、決勝クロアチア戦ともに先発フル出場し、スペインの初優勝に貢献した。この活躍によって彼は自身が今なおスペイン代表の主力であることを再確認できたが、サウジアラアビアやMLSに移籍してしまうと今のレベルを維持するのは難しく、EURO2024への出場がかなわなくなる可能性が高くなる。

EURO2024への出場を考えるとヨーロッパにとどまるのが最善であり、その場合の選択肢として挙げられるのがアトレティコ・マドリードだ。

アトレティコ・マドリードもサイドバックの人材を探しており、ディエゴ・シメオネ監督もアルバのことは高く評価している。また、バルセロナからアトレティコ・マドリードへは過去にも多くの選手が移籍しており、最近の例では元スペイン代表FWダビド・ビジャやウルグアイ代表FWルイス・スアレス、オランダ代表FWメンフィス・デパイなどが挙げられる。

問題は報酬面。アルバはバルセロナでかなり高額の年俸を受け取っており、アトレティコ・マドリードに移籍する場合は大幅な減給を受け入れる必要があるという。アルバが年俸ではなく自身の目標であるEURO2024を優先するのであれば、このハードルは乗り越えられるだろう。

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