国内洋上風力300万kWへ 30年度、東電再エネ子会社

インタビューに応じる東京電力リニューアブルパワーの永沢昌社長

 東京電力グループで再生可能エネルギーを手がける東京電力リニューアブルパワー(RP)の永沢昌社長(56)は、24日までに共同通信のインタビューに応じ、2030年度までに国内で200万~300万キロワット分の洋上風力発電を開発する考えを示した。原発2~3基分程度の発電能力に相当する。風車を海上に浮かべる浮体式に注力し、再エネ電源を確保する。

 洋上風力は、陸上風力や太陽光発電と比べると安定して発電でき、再エネ普及の切り札とされる。東電RPが現時点で国内に保有する洋上風力は千葉・銚子沖の1基の2400キロワットにとどまっており、開発を加速する。

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