開業前に芳賀・宇都宮LRTの「HU300形」を見に行くなら6月26日以降がオススメ そのワケは?

芳賀・宇都宮LRTのHU300形車両(写真:宇都宮市)

栃木県宇都宮市、JR宇都宮駅の東側に2023年8月26日に開業する芳賀・宇都宮LRT。

路面電車の新設としては75年ぶり、ゼロから作り上げた「LRT」としては日本国内で初めてということもあり、宇都宮市民だけでなく全国の鉄道ファンからも注目を集めています。

鉄道ファンの中には、開業前に車両が動いているところを見てみたいという方も多いはず。でも試運転の時刻なんて普通は分からないもの。何のあてもなく沿線で待つだけでは……と、二の足を踏まれるかもしれませんが、なんと芳賀・宇都宮LRTでは習熟運転の運転時間が公開されているのです。

LRTを運行する「宇都宮ライトレール」のホームページに行けば、6月21日付けで「習熟運転の予定について」という新着情報があり、そこに「車両基地発」「宇都宮駅東口発」「芳賀・高根沢工業団地発」の習熟運転時刻表が掲載されています。

もちろん各駅を通過する細かいダイヤが公開されているわけではありませんが、記されている時刻を読めばある程度は通る場所とタイミングの検討はつくはず。6月26日からはさらに習熟運転の本数が増えるようなので、来週以降に都合をつけて見に行くのが良いでしょうか。

JR宇都宮駅東口には昨年8月26日に開業したばかりのUtsunomiya Terraceもあり、ここでとちおとめアイスなどを食べながら宇都宮駅東口にやって来る「HU300形」を待つのもおススメです。

LRTを観終えたら駅の西側へ行き、宇都宮餃子をたっぷり食べて帰るもよし、歩いて二荒山神社を見に行くもよし。宇都宮市は北関東最大の都市だけあって、観光するにも見所たっぷりです。

東京から新幹線「やまびこ」で約50分。自由席なら4,490円。新幹線も特急も使わず上野東京ラインで行くなら片道運賃は1,980円、なんなら普通列車グリーン車に追い課金して、のんびり2時間車窓を眺めてもいい……開業前のLRT見物、休日のちょっとしたお出かけにいかがでしょうか。

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