芸術活動を披露する場に利用して―。岡山市北区表町の中之町商店街の一角にレンタルスペース「中之町てらす」がお目見えした。岡山芸術創造劇場ハレノワ（同所）のグランドオープン（9月1日）に向け機運を高めようと、中之町商店会が企画した。
シャッターの下りた空き店舗前に幅7メートル、奥行き1.9メートル、高さ10センチの木製ステージを今月1日に設置。同商店街に店を構えるフラワーアーティスト鷲尾明子さん（45）がブルーの壁に、カスミソウやタビビトノキといった約20種類のプリザーブドフラワーなどを装飾した。
希望者にはライブやダンス、アートの発表の場として無料で貸し出す（午前10時～午後7時）。営利目的での使用は有料。普段は椅子やベンチが置かれ、誰でも自由に使える。設置は9月1日まで。
片山進平理事長（42）は「ハレノワのグランドオープンまであとわずか。気軽にスペースを使ってもらい、にぎわい創出につながれば」と話す。
問い合わせは商店会事務局（086―224―0995）。
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おしゃれな「中之町てらす」が完成したが、シャッターに貼られた派手な「テナント募集」の張り紙が気になった。聞けば中之町商店街唯一の空き店舗で長く入居がないという。今回のスポット整備には、張り紙にも目が留まり入居者が出てくるようにとの願いが込められているそうだ。
