沖縄名物『海ぶどう』知られざる生態の秘密に宮川大輔&中島裕翔もビックリ

お笑い芸人の宮川大輔が春夏秋冬のおいしい食材を求めて日本中を飛び回るグルメ番組『満天☆青空レストラン』(日本テレビ系)。24日の放送ではHey! Say! JUMPの中島裕翔と一緒に沖縄県国頭郡恩納村で沖縄名物『海ぶどう』を手がける名人を訪問し、2人も驚く知られざる秘密について学んだ。

今では居酒屋でおなじみの食材として知られる『海ぶどう』。もともとは沖縄本島や宮古島など暖かい海に生息していた海藻の1種。1994年に恩納村で日本初の養殖技術が開発され、今では『グリーンキャビア』ともいわれる高級食材として知られている。

■自然の海の中に『海ぶどう』は、ほぼ存在しない…9割以上が養殖談判

『生海ぶどう』

よく知る『海ぶどう』ですが、“どのような場所で収穫されているのか?”見当がつかないという宮川と中島。するといきなり名人から「(海ぶどうの)9割以上が陸上養殖です」という説明にビックリする2人。さらに名人によると、自然界の海に『海ぶどう』は、ほとんど生息していないそうで、ほとんどが陸に建てたハウス内で養殖されているという。

■水深20mの海水から日当たりの調整まで徹底した環境管理

理想的な環境で育てられた『海ぶどう』

『海ぶどう』はどう養殖されているのか。その謎を解明するため、2人は早速名人が手がける養殖場を訪問。恩納村漁協は『海ぶどう』養殖の発祥地。ハウス内のプールは、水深約1m~20mに生息する『海ぶどう』の生態に合わせて理想的な環境を再現されている。

プールに張った海水は水深約20mの海からトンネルを通って24時間かけ流しで供給されている。また『海ぶどう』は光合成をして、緑に色付く海藻のため、ハウスの天井には遮光シートが取り付けられ、日々の天候に合わせ、ちょうどよい光量に調整。日光の当てすぎは粒の付きが悪くなるなどデリケートな面があるという。

■『海ぶどう』のエサは、養殖用の魚のエサと同じもの使用

さらに『海ぶどう』のプチプチ食感を生み出すための究極のこだわりとして名人が挙げたのは“栄養”。「“海ぶどう”ってエサ食べるんですよ」と明かすと、中島は「え? エサ食べるの?」と驚きのリアクション。

そして名人が取り出したのが、なんと粒々した固形の“真鯛養殖用のエサ”。こちらの養殖場では、4種類のエサを生育に合わせて使用しているという。名人は「これが水の中に溶け込んで、それを粒々で吸収している」と説明。

栄養をたっぷりと吸収することで粒が膨らみプチプチ感が増すという。早速、中島さんが餌やりを体験すると「魚のエサと同じものを与えてるって、かなり高級というか」と手間暇がかかった養殖方法に終始、驚いた様子だった。

 ウニとイクラをのせた『海ぶどう丼』

続いて、2人は海ぶどう料理を堪能。まずは砂糖、酢、しょうゆに刻んだ大葉を入れ、最後にレモン汁を混ぜた“特製ソース”でいただく『生海ぶどう』。 一口食べた中島は「(粒が)爆発してる、口の中で」と興奮。宮川も「わっ!何これ!! はじけ方がちがう」と名人の手がけた『海ぶどう』の味を絶賛した。このほかにもウニやイクラをのせポン酢をかけた『海ぶどう丼』も堪能し、大満足の2人だった。

写真提供:(C)日テレ

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