「236ydのパー4」を狙うか、刻むか 女子プロの攻め方

山下美夢有はドライバーでティショット(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 3日目(24日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)◇

グリーン右手前に池が構える右ドッグレッグ2番パー4。この日はティが前に設定され、実測値236yd。単純計算で前週時点のドライビング・ディスタンス(DD)53位(西郷真央=236.0yd)なら“届く”ツアー史上最短レベルのミドルホールに変身した。現実的には池などを考慮し、自分のキャリー、球筋、風などを踏まえた上の判断となるが、ピンは選手の挑戦意欲をかきたてる左奥に切られた。多くのギャラリーが“ワンオンチャレンジ”を見守った。

DD58位(235.35yd)の山下美夢有はドライバーで果敢なワンオン狙いに成功、左5mからイーグルチャンスだったが、2パットでバーディを奪い、「なかなかパットが決まらない感じだった」と振り返った。

岩井明愛は3番ウッドでティショット(撮影/大澤進二)

DD8位(252.66yd)の飛ばし屋の岩井明愛は3Wで狙ったが、グリーン手前の傾斜を転がり池ポチャ。ボギーで終え「グリーンに乗ればチャンスのホールだったんですが、ティショットがちょっと打ちにくくてミスしてしまった。当たりが薄かった」と悔やんだ。

ティショットは5番アイアンを握った桑木志帆(撮影/大澤進二)

DD57位(235.45yd)の桑木志帆は5Iでフェアウェイにおき、3打目グリーン奥からのアプローチは寄せ切れず。下り1.5mのパーパットを外してボギーをたたいた。川岸史果も3Wでグリーン奥まで運んで2オンも3パットでボギーと攻略に苦しんだ。

この日はイーグル3人、バーディ39人、パー29人、ボギー5人、ダブルボギー1人。平均スコアは3.5065で18ホール中、もっともやさしかった。(千葉県袖ケ浦市/玉木充)

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