「自転車ろくろ」で陶芸 茨城・笠間高生 水戸で体験会

自転車ろくろを使った陶芸体験ワークショップ=水戸市内原

茨城県立笠間高(笠間市笠間、小室浩之校長)は24日、美術科陶芸専攻の生徒が中心となり、人力の装置「自転車ろくろ」を使ったユニークな陶芸体験のワークショップを、水戸市内原のイオンモール水戸内原で開いた。

自転車ろくろは、自転車のペダルをこぐと、チェーンを介してつながったろくろが回転する装置。同校は約20年前に制作した地域の人から寄贈を受け、イベントなどで活用している。

この日は、陶芸専攻4人、普通科1人の計5人の生徒が、講師や自転車のこぎ手を務めた。栃木県茂木町の男性(48)は、高校生の息子に自転車をこいでもらい、ろくろ成形に挑戦。「力の入れ具合が難しかった」と感想を話した。

ワークショップは25日も午前11時半から午後3時半まで、2階の野外テラスで開かれる。

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